代表の鈴木です。
先日開催した新座市注文住宅【SE構法の家】の完成現場見学会では、多くの方にご見学いただきありがとうございました。
ご協力いただきました施主様にも感謝です。
気密測定、そしてC値とは
さて、その新座市注文住宅【SE構法の家】で先日「気密測定」を実施しました。
アーキ・モーダでは自社で設計・施工した物件は、すべて「気密測定」を実施しています。
気密測定で測定される数値はC値(相当隙間面積)で表されます。
単位は㎠/㎡なので、家全体の隙間(㎠)をその建物の延床面積(㎡)で割った値で、数字が小さいほど、その建物の気密性能が高いと判断されます。
基準となる数値は次世代省エネルギー基準で、埼玉県新座市はⅤ地区なのでC値は5㎠/㎡以下が性能基準値として求められています。
で、結果は・・・
C値0.25㎠/㎡!!!(記録上は少数第2位の値は繰り上げなので0.3㎠/㎡)
実に基準値の1/20です!
気密性能は、なぜ大事なのか?
気密性能が高いと、どんなメリットがあるのでしょうか?
- 断熱性能がきちんと発揮される。
- 24時間換気が期待通りに性能を発揮する。
- 構造体の内部結露を防ぐことができる。
地味ですが、気密性能は建物の断熱性や耐久性に影響する大事な性能なんです。
気密測定をやらない工務店が多いのはなぜ?
気密性能を表すC値については、目標基準値として示されているだけで特に検査対象にあるとか法的に義務化されているわけではないので、
ほとんどの工務店さんは気密測定を実施せず、C値に関心がないのが現状です。
アーキ・モーダでは、気密性能について数年前から特に力を入れ、様々な経験と工夫から、今ではどの物件でもC値は0.6㎠/㎡前後の数値が出るようになりました。
まとめ
気密性能は、設計段階で工夫できる部分もありますが、ほとんどは現場の施工精度や施工マニュアルで実現される性能です。
良い工務店と判断する一つの指標として
- 気密測定を実施しているか?
- C値を開示しているか?
この2点に注目してみるのも良いと思います。
今回は新座市注文住宅【SE構法の家】の「気密測定」についてでした。
それではまた。
2019.04.24
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