【いい大工さんの条件とは!】SE構法の現場に立ち寄りました

代表の鈴木です。

猛暑が続いております。

現場の暑さは輪を賭けて異常な状態です。

弊社の現場は1棟につき、基本大工1人の責任施工体制で進めています。

工事の進行状況により他の関連業者も現場には入りますが、大工一人で現場にいることも多いので熱中症にかかって倒れても誰も気づかないかもしれない・・・なんて心配もあります。

昨日、練馬区で進行中のSE構法の新築現場に立ち寄りました。

SE構法の新築現場に立ち寄りました

ちょうど午後13時くらいで、現場は誰もいない状態。当然朝から締め切った状態です。

外は相変わらずの猛暑!そんな中、鍵で玄関を開けて建物の中に入ってみると「あれっ、涼しい!?」まあ、室内は日陰とはいえ外はこの暑さ、まだ木工事進行中で仕上がっていないし外壁もまだ透湿防水シートが貼ってあるだけの状態です。

やはりかなり断熱材が効いているのが体感できました。

木工事は石膏ボードを貼りながら細かな造作を進めている状況で、あと2週間もすれば大工工事もほぼ終わるタイミングです。

いい大工さんの条件とは

さて、例えば現場監督が木工事の出来栄えを見るときに、どこを注目するかご存知でしょうか?

もちろん答えは「色々な場所や項目を見る」のですが、特に注目するのは『石膏ボードの貼り方』だと思います。

石膏ボードを綺麗に納める大工さんは、『いい大工さん』と評価できます。

なぜなら、とても大工さんの性格がでる仕事だからです。

大工工事が終わり内装工事が始まれば、石膏ボードの欠けや不陸や隙間があってもパテで処理され、その上でクロスなどが貼られますので、少々乱暴に貼られても最終的な仕上がりは何とかなってしまいます。

そのことを大工さんは知っていますので、「このくらいの隙間や段差はクロス屋さんお願いね〜」なんて言う大工さんが多いです。

特に建売系の大工さんやハウスメーカーの大工さんたちはその傾向が強いです。

なぜだかはここでは言いません!笑

石膏ボードはいずれ隠れてしまうものですが、「それでも綺麗に貼る!」という意識の高い大工さんは「絶対にクロス業者には文句は言わせないぞ!」というプライドを持って仕事をしています。

そして石膏ボードを綺麗に貼るためにはその下地の精度が大切で、下地の精度は建物構造体の建て方精度に影響してきます。

要は、大工工事最後の『石膏ボード施工』は大工工事最初の『上棟時の構造体の建て方精度』から気を使わないとうまく納まらないのです。

これでご理解いただけたでしょうか?

『いい大工さん』の条件は石膏ボードを綺麗に施工する大工さんと言えるのです。

当然石膏ボードが綺麗に貼られた現場を続いて施工する内装仕上げの職人さんはプレッシャーがかかります。

大工のせいや下地のせいにできませんからね!

大工の現場影響力

現場を管理監督するのは会社側の現場監督ですが、『いい大工さん』の存在は現場に非常に大きな影響力を与えます。

まず石膏ボードを綺麗に貼る大工さんの現場は、非常に綺麗な現場であることが多いです。

そうすると、他の職方(水道業者や電気業者やその他様々な業者)も仕事内容がとても綺麗で丁寧になるんです。

こうやっていい現場が生まれてくる訳です。

弊社の現場は、大工工事が終わるとしばらくこのまま置いておきたいと思うくらい大工工事の仕上りが綺麗です。

この上に仕上げをしてしまうことが勿体無いとも感じます。

大工工事が終わった段階でぜひ他の現場と見比べてほしいですね〜!

現場見学会のお申し込み、お待ちしてまーす!

「SE構法」完成現場見学会のお知らせ

それではまた。

2018.07.22

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