【耐久性能を求めて!】

代表の鈴木です。

朝霞市で進行しているSE構法の新築物件。
建物の耐久性向上のために、ある部材のご紹介です。

 

建物の耐久性向上のために

建物を長持ちさせるためには、構造体を濡らさないことが重要です。
構造体を濡らす要因は主に2つ。
1.雨もれ
2.結露
雨もれに対する対策は『塞ぐこと』。結露に対する対策は『通気させること』=『外に解放すること』なので相反する対策が必要です。

結露の怖さ

部屋の窓ガラスなどで見られる結露は『表面結露』として目で確認できる現象ですが、建物の壁の中で起こる『内部結露』という現象は容易に確認することができず、徐々に構造体を蝕んでいくため非常に厄介な現象です。
建築の世界では、この内部結露対策として、外壁部に通気層を確保する『外壁通気構法』が主流になっています。
簡単に図解すると以下のような構成です。

ただし、「形だけ通気層を確保しました!」では不十分で、『内部結露』対策には以下の考えに基づいた対策が必要です。

内部結露対策

内部結露の基本は、室内から壁の中に水蒸気を入れないこと。そして屋外と室内の温度差によって壁体内に発生する結露を屋外に放出させること。
この2つの対策が基本です。
まず、なるべく室内の水蒸気を壁の中に入れない対策としては、構造躯体よりも室内側に『防湿シート(気密シート)』を施工すること。
そして壁体内に発生した結露を屋外に放出させるためには『外壁通気構法』を計画することです。
合わせて、壁を構成する部材(素材)の検討も重要で、屋内側の部材から順番に『透湿抵抗の高い部材』を選定することです。
そうしないと壁体内で発生した結露が通気層に移動してくれません。

しかし実際の建物は絵に描いたような簡単なものではなく、特に『外壁通気構法』に関しては、通気の入口を確保できても通気の出口を確保できない、もしくは確保しづらいケースがあります。
その代表的な部分が、バルコニーの手すり壁や独立壁の通気方法です。

これは使える!

今回、朝霞市のSE構法の新築物件では、ハウゼコ社の『アンタレス』という商品と『アンタレスベント』という商品を採用しました。
『アンタレス』という商品は以前から採用していましたが、『アンタレスベント』は今回が初めてです。


『アンタレス』は通気の出口を確保する商品で、バルコニーの笠木部分だけでなく軒ゼロの屋根ケラバラインにも使うことができ、非常に使い勝手の良い商品です。
今回採用した『アンタレスベント』は、完全密閉されてしまうバルコニーの壁体内にも水蒸気の抜け道を確保し、外壁の通気ラインに水蒸気を導く商品です。
実際に施工するとこのような感じです。

建物の耐久性能に注目が集まる!?

昨今、住宅業界は『ECO』がブームになっています。ZEHなんて言葉もよく聞くようになったと思います。国策の後押しもあって、省エネについて建築の実務者及び施主さまの意識もだいぶ上がってきたと思います。
そしてこれからは建物の耐久性向上についてさらなる注目が集まってくると思います。年々激しさを増す『自然災害の脅威』に対する建物の役割も考えていかなければならないでしょう。
アーキ・モーダは『耐震性+省エネ+耐久性+防犯性』を高いレベルで融合させた住まいづくりをこれからも探求していきます。

それではまた。

2018.07.15

 

 

友だち追加