代表の鈴木です。
ようやく暑さの峠も超えましたね!
やれやれですが、これから台風シーズンなので気が抜けないです。
先日、打ち合わせの中で、お客様の「家づくりを検討し始めて、さてどこに頼んでいいのか?何に注目すべきなのか?、正直初めてのことなのでよくわからないんです。」というセリフが強く印象に残りました。
確かに!!!
そうですよね。。。わからないのが普通だと思います。
これだけインターネットが普及して、あらゆる情報が手に入る時代なのに、それでもわからない。
そう、家づくりの情報はたくさん検索できますが、この業界の本当の姿をつかむことは一般の方ではまず不可能かと思います。
それだけグレーな業界なんです。
結局、大抵のお客様は、提案されたプランと価格を確認して、あとは「何となく信頼できそう」とか「何となく営業とウマが合う」という曖昧な基準で、人生最大の買い物をされています。
まあ確かにそんな決め方も悪くはないかもしれません。感覚という判断基準も大事です。
しかし。。。
もう少しマシな判断基準があってもいいように思います。
実は。。。あります!!!今回は簡単にわかる、いい工務店の見分け方をご紹介いたします。
工務店さんにこの質問をしてみよう
最初に気になる工務店さんにこの質問をしてみてください。
- 「御社は2階建でも許容応力度計算をされていますか?」
- 「御社の建物の平均UA値を教えてください」
- 「御社は全棟気密測定をされていますか?」
この3つだけで結構です。
ではこの質問の意味を解説いたします。
やっぱり外せないこのワード
1・「御社は2階建でも許容応力度計算をされていますか?」
この質問では、「2階建でも」と「許容応力度計算」というワードがポイントです。
まず、なぜ「許容応力度計算」というワードを使うのかについてです。
許容応力度計算とはまさに構造計算のことですが、構造計算というワードは非常に都合がいいワードで、N値計算とかその他簡易計算も、すべて構造計算という表現を使ってしまっている会社が多々あります。
なので、「御社は構造計算をされてますか?」と質問すると、構造計算の意味をよく理解していない特に営業職の人は「もちろんしてますよ〜」と気軽に答えてしまいます。
大事なのは、「許容応力度計算」です。もっとも信頼性の高い構造計算で、建てる家が本当に耐震性の高い建物になっているかをきちんと証明できる【唯一の計算方法】です。
だから【許容応力度計算】に注目しなければなりません。
許容応力度計算をやらない理由
そしてもう一つ、「2階建でも」というワードですが、今日本の法律では3階建以上は「許容応力度計算」は義務付けられておりますが、2階建以下(平屋、2階建)は義務付けられておりません。
だから多くの会社は平家や2階建の建物は構造計算(許容応力度計算)をしていません。
なぜ、構造計算(許容応力度計算)をしないのか!?
理由は、工務店にとって「時間がかかる」「お金がかかる」からです。
構造計算をすることでプラスかかる時間は、およそ2週間〜1ヶ月(建物の規模や内容によります)
またその費用は20万〜50万くらいです。(建物の規模や内容によります)
お客様も、もちろん「早く住みたい!」と思うでしょうし、会社側も早く資金を回収したいと思うでしょう。
20万〜50万という費用も決して安くはありません。
でも人生最大の買い物で、これをケチる選択肢はあるのでしょうか?
私には理解できません。
全棟構造計算(許容応力度計算)をされている工務店は、建物の安全性(耐震性)に対して非常に意識が高いと判断できるのです。
勉強熱心な工務店を選ぼう!
さて、次に
2・「御社の建物の平均UA値を教えてください」
という質問です。
この質問から見えてくるところは、その施工会社の断熱性能や省エネレベルがどの程度かを判断することができます。
【UA値】(外皮性能)を聞くことでその工務店が建物に対してどの程度勉強しているか、勉強熱心な会社なのかがよくわかります。
まず、この「御社の建物のUA値は?」と質問して「!?」の反応をする会社は敬遠された方が無難です。
実は大抵は答えられない、あるいは知らないと思います。
期待できる回答として、『0.6前後』という回答であれば、その工務店が建てる建物は「断熱性が高い」「省エネルギー性が高い」「快適性が高い」「病気になりにくい家である」と判断できます。
工務店が震えるこの質問
そして最後に
3・「御社は全棟気密測定をされていますか?」
気密測定をしている施工会社は、その施工精度に自信のある会社です。
施工方法が現場サイド(職人)にも浸透し、施工会社と職人の連携がスムーズにいかなければ、気密性能は確保できません。
いくら断熱性能が高くても、気密性能が悪ければ断熱性能が生かされませんので、気密性能は非常に大切な注目ポイントです。
しかしながら、気密測定をして、その建物の気密性能を担保している施工会社も非常に少ないのが現状です。
期待すべき気密性能【C値】は1.0以下です。
まとめ
いかがでしょうか?
まずはこの3つの質問をしてみてください。
きちんと明確な答えと期待値を確認できたら、あとはその会社のデザイン性や保証体制、雰囲気などを加味して家づくりの依頼先を決定すれば良いでしょう。
弊社は家づくりについてはぜひこちらから確認してみてください!
今回はいい工務店の見分け方についてご紹介いたしました。それではまた。
2018.09.17
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