【断熱工事は施工精度が命!】工務店レポート19~世田谷区の注文住宅&朝霞市の注文住宅 | SE構法

代表の鈴木です。

台風19号は、関東甲信越、および東北地方に甚大な被害をもたらしました。

まずは、今回の台風で亡くなられた方に心からご冥福をお祈りするとともに、被災された方々にお見舞い申し上げます。

私が住んでいるさいたま市南区は、台風の雨風に関しては想定していたほどではありませんでしたが、荒川がもう少しで氾濫しそうでヒヤヒヤでした。

台風が関東から過ぎ去った翌13日は、日曜日で休日にも関わらず、社員は自発的に工事中の担当現場を巡回し現場の無事を確認いたしました。

さて、本日は久しぶりの工務店レポートです。

世田谷区の注文住宅:I邸】と【朝霞市の注文住宅 | SE構法:K邸】の2つの現場をご紹介します。

断熱材は種類ではなく施工精度が大事

断熱材の画像
世田谷区注文住宅:S邸の断熱工事:アクリアネクスト

断熱工事に関しては、過去にいくつか記事を書いています。

最後にリンクを貼っておきますので、よろしければ読んでみてください。

過去記事でよく書いていますが、断熱材の種類によって断熱性能が大きく優劣がつくことはありません。

断熱性能を支配する条件とは

断熱性能を支配する条件は「断熱材の厚み」と「施工精度」です。

ただし、断熱材の厚みは構造躯体のサイズで決まりますので(内断熱の場合)、施工精度が特に重要となってきます。

世田谷区注文住宅:S邸の断熱工事の写真をみてください。

断熱材は安価で一番市場に出回っている「袋入りのグラスウール」ですが、これだけ綺麗に施工できる大工はそう多くはありません。

一般的な納め方をするとここまでの工事は不可能で、この現場の大工はひと工夫加えて施工していますので、断熱材のカタログに載っているような、あるいはそれ以上の写真が撮れる現場となっています。

続いて、朝霞市で進行しているSE構法の注文住宅:K邸の断熱工事です。

セルロースファイバーの画像
朝霞市注文住宅 | SE構法:K邸の断熱工事 セルロースファイバー

こちらの現場で使用している断熱材は「セルロースファイバー」です。

SE構法は躯体のサイズが通常の在来工法よりも大きい(4寸)なので、断熱材の厚みも厚くなります。

セルロースファイバーの付加価値

セルロースファイバーは、お客様からのご指名で採用が決まることが多い断熱材です。

よく言われているセルロースファイバーの高い断熱性能以外の付加価値として、

  • 調湿機能ある →   壁体内結露を予防しカビの発生を抑える
  • シロアリやゴキブリに対しての防虫性がある
  • 高い防音性能がある
  • 高い防火性能がある
  • 原料が新聞紙であることから、エコ建材である

以上がよく言われていることです。

可変透湿気密シートは魔法のシート!

【調湿機能がある】というセルロースファイバーですが、今回この現場ではセルロースファイバー施工後に、さらにデュポン社の「タイベック スマート」という【可変透湿気密シート】を施工しています。

タイベック スマートの画像
デュポン社のタイベック スマート:可変透湿気密シート

可変透湿気密シートとは、気密性能を保持しながら冬期は「防湿」夏期は「透湿」という相反する性質を1枚のシートが叶える魔法のような気密シートです。

可変透湿気密シートの効果の画像
可変透湿気密シートの効果:デュポン社のHPより

これにより、壁体内に発生する結露リスクを予防します。

セルロースファイバーの最大の売りは!?

セルロースファイバーの最大のメリットは、専門の施工業社を責任施工で工事を行うことだと思います。

通常の「袋入りグラスウール」は大工がそのまま流れで施工していきますが、木造大工は「木材を加工するのが本職!」という意識が強く、断熱施工はあまり得意ではない、もしくは好きでないという方が非常に多いのです。

「餅は餅屋」

ということで、やはり専門業社が施工することはそれなりのメリットがあるのです。

まとめ

今回は2つの現場の断熱工事をご紹介してきましたが、断熱性能は繰り返しになりますが、断熱材の厚みと施工精度が非常に重要です。

弊社では、「施工精度」に注力して、現場発泡ウレタン吹き付け断熱材かセルロースファイバーを推奨しています。

施工精度が保たれると、気密性能も担保されてきますのでやはり大事な要素です。

それではまた。

2019.10.17

断熱材に関する過去記事はこちら!

新座市注文住宅 | SE構法 | 断熱性能の最適化|工務店レポート1

SE構法の家作り【断熱材が施工されました!】

【断熱材について!】SE構法

【気密性能を求めて!】気密シートについて詳しく解説いたします。

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