ウッドデッキに最適な材料は何!?|アーキ・モーダ

代表の鈴木です。

庭づくりにおいて、ウッドデッキは今も昔も不動の人気があります。

ウッドデッキを計画する上でまず最初に直面する問題と言えば、ウッドデッキの素材を「天然木」にするか「人工木」にするかを選択しなければならないということです。

ウッドデッキに最適な材料の説明画像

ウッドデッキの素材は天然木かそれとも人工木か⁉︎

メンテナンスを嫌う日本人のために、とは言い過ぎですが、近年人工木の進化が著しいです。

人工木とは木と樹脂の複合体で、リサイクルの観点、そして腐らない狂わないという消費者のニーズに合った商品として誕生した材料です。

初期の商品はいかにもプラスチック感が強かったのですが、改良が重ねられた今はパッと見は天然木⁉︎と思えるような商品になってきています。

価格もだいぶこなれてきて人工木のウッドデッキの採用がだいぶ増えてきた印象です。

しかし私は人工木が大嫌いなので、弊社のお客様に勧めることはほとんどありません。

 

ウッドデッキ:人工木のデメリット

天然木の雰囲気にだいぶ近づいてきた人工木ですが、所詮は樹脂でできた工業製品であることは変わりありません。

メンテナンスフリーと謳われてメンテナンスが嫌いな方が選ぶ素材であるために、ほとんど掃除すらされることはありません。

そうするとどうなるかというと…

人工木のウッドデッキのデメリット画像

砂汚れが付着し苔がこびりついた人工木のウッドデッキ

 

工業製品は最初がMAX綺麗な状態でその後はただただ劣化していくのみです。

素足の感覚も天然木とは全く別物で、樹脂の上を歩いている感覚は変えようがありません。

夏は熱く冬は冷たくなるのも工業製品の性(さが)です。

多くの方は人工木はメンテナンスフリーでずっと綺麗が長持ちすると思っていますが、正しくはメンテナンスができず耐久性はその商品の質、そして運任せ、環境任せといえる商品です。

もう一つ懸念されることがあります。

工業製品である人工木は、おそらく十年も経てば同じ製品は手に入らなくなります。

各メーカーごとに形状も違えば、施工方法も異なりますので、部分補修が効かなくなります。

そうなるともう諦めて不具合があるまま使い続けるか、全部取り替えることを選択しなければならず、かえって不経済だと考えられます。

 

ウッドデッキ:天然木の驚くべき耐久性

天然木は腐ってしまうと考えている方がとても多いです。

ところがウッドデッキで採用される天然木はとても耐久性が高いものが多いです。

ただし、国産材はあまり普及しておりません。

ハードウッドと称される外国産の天然木が主流となります。

日本の木材に慣れ親しんだ人がこのハードウッドを手にすると、その硬さ、重さに驚かれると思います。

アイアンウッドとも言われるほど外国産ハードウッドは、「これが天然の木なのか!」と疑いたくなるような特性を持っています。

 

ウッドデッキで採用される代表的な天然木

ウリン (インドネシア、マレーシア原産) 耐久性は世界最強! 耐用年数は35年以上!

イペ (ブラジル、ペルー等のアマゾン川流域原産) 耐用年数30年以上

セランガンバツ (東南アジア原産) 耐用年数15年

レッドシダー (北米、アラスカ、カナダ原産) 耐用年数10年

サイプレス/欧州ヒノキ (オーストラリア原産)耐用年数15年

イタウバ (ブラジル原産) 耐用年数30年

ハードウッドは、どれもシロアリやその他虫害にも強く、耐衝撃性も非常に高いです。

ウリン材は、今も昔もウッドデッキ材として高級な材料と認知されていますが、値段もそれなりに高価です。

レッドシダーやサイプレス/欧州ヒノキは、ハードウッドの中では少し柔らかく加工も容易で価格も安いですが、耐久性は他の素材と比べると劣ります。

ただし定期的な塗装メンテを行えば十分耐用年数を伸ばすことは可能です。

イペや、セランガンバツは以前は非常によく使われた素材で、公共建築や公共施設でも十分な実績を持っています。

ただし土足で歩く場所には適していますが、素足で歩くこともある住宅の庭で計画するウッドデッキにはあまりお勧めできません。

時間が経って木の油分が抜けてくると木の表面がささくれてくるのですが、それが針のように硬く鋭いため非常に危険なのです。

樹種による特性や耐用年数そして価格などを考慮して、ここ数年弊社では「イタウバ」材をウッドデッキの素材としてよく採用しております。

耐久性はとても高い天然木ですが、デメリットと言える特性もあります。

 

ウッドデッキ:天然木のデメリット

反りや曲がりが強く、施工が大変という特性があります。

天然木、特にハードウッドの反る力、曲がる力は強烈です。

施工時はその性質を手名付けないといけないので、時間も手間もかかります。

また、完成後もその性質は続きますので、よほど下地をガッチリ作らないと後で大変なことになります。

無塗装の場合、色の退色が早い

施工時には、いかにも味わいのある天然木らしい色合いも、どの素材を選んでも3ヶ月もすれば退色してグレー色に変わっていきます。

木が傷んでいるわけではないのですが、いかにも古びた印象を持つ方も多いのではないかと思います。

この雰囲気がいいという方なら良いのですが、気になるなら塗装をすればまた好みのテイストに持っていくことが可能です。

天然木のウッドデッキのメンテナンスはこの塗装が主となりますが、実は非常に簡単です。

使う塗料は、ほとんどのホームセンターで入手可能な「キシラデコール」というオイル系の塗料で、ほぼローテクで施工可能です。

養生さえすれば、小学生でもできます。

数年に一度、この塗装さえ出来れば人工木よりも圧倒的に長持ちさせることができます。

ウッドデッキ:バルコニーや屋上でも使える!?

ウッドデッキは一般的には庭などの屋外に施工されますが、最近はバルコニーや屋上などの仕上げとして計画されることが増えて来ました。

木造住宅の場合、バルコニーや屋上はFRP防水がそのまま仕上げとなっていますので、ちょっと殺風景です。

そこでウッドデッキを!となるのですが、正直あまりお勧めはできません。

理由は2つあります。

まず天然木の場合、反りや曲がりの特性を抑えるために下地をしっかり固定しなければなりませんが、防水の上には釘やビスなどを使用することはできませんので、接着剤などで固定するしかありません。

その方法でなんとか施工はできますが、今度は防水のメンテナンス時に厄介なことになります。

バルコニーや屋上でウッドデッキを計画するならば人工木を選択した方が安心です。

そしてもう一つは、バルコニーや屋上の防水のメンテナンス時にはウッドデッキをすべて外さないといけないという事情です。

先にもお話ししましたが、ハードウッド材はとても硬く重たいので施主様がご自身で取り外し作業を行うのは不可能ですし、外したデッキ材を一時的にどこに置くの!?という問題も生じます。

そこでお勧めなのは、天然木で製品化されているデッキパネルという商品です。

FRP防水の上に直接置けるような加工がされており、30センチ角のパネルを敷き並べていくだけなので、施工も取り外しもとても簡単です。

弊社では積極的にお勧めしている商品です。

ウッドデッキ:デッキパネルの画像

デッキパネル(イタウバ材)の施工
弊社施工例

 

デッキパネルの裏面の加工画像

デッキパネルの裏面の加工
通風と排水に優れた形状

 

まとめ

今までの話の流れから、私はウッドデッキの素材は「天然木」がおすすめであるという考えを持っていることがご理解いただけるかと思います。

長く使うもの長く持たせたいものは、メンテナンスが実質不可能な工業製品ではなく耐久性のある天然素材をメンテナンスしながら使っていく方が愛着も湧きますし、結果的に金銭的にも経済的だと思います。

もちらん、メンテナンスが楽で施主様でもできる!という条件があってのことですが。

それではまた。

2020.09.05

アーキ・モーダ公式HP

 

【アーキ・モーダ LINE公式アカウント】

 

アーキ・モーダのLINE公式アカウントでは、「家づくりの質問になんでも答えます!」をやっております。

ぜひ皆さんご登録をお願いします!

〒351-0115
埼玉県和光市新倉1-11-29 志幸20ビル 101号
株式会社アーキ・モーダ
TEL:048-450-3810
Mail:mail@archimoda.co.jp