ローコスト系ハウスメーカーの家づくりとは|アーキ・モーダ

代表の鈴木です。

本日はローコスト系ハウスメーカーについてのお話です。

みなさん家を建てるなら「なるべく安く建てられればいいな~」って思いますよね!

そして、「安いだけじゃなく、ちゃんとした会社であってほしい!」って思います。

そこで存在感を発揮しているのが、ローコスト系ハウスメーカーです。

ローコスト系ハウスメーカーの家づくりとは

ローコスト系ハウスメーカー説明画像

 

「ハウスメーカーは高い!」というイメージがありますが、今は二極化していてハイエンド系の大手ハウスメーカーと、新興勢力のローコスト系ハウスメーカーが数多く存在しています。

今日はそのうちのローコスト系メーカーの特徴を中心に解説していきます。

それでは、ローコスト系ハウスメーカーはどのようにしてローコストを実現しているのでしょうか?

なぜローコストが実現されるのか!

 

1・家のパーツや材料を、自社あるいは関連企業の工場で生産し、生産化率を高める。

2・家のパーツや材料の種類を限定する。

3・工場を海外(アジア圏)で稼働させ、製造原価を絞る。

4・打ち合わせに設計士を同席させない。

5・家の高さ(桁高)を固定し、物件ごとに高さが違わないようにする。

6・打ち合わせに時間をかけない。

7・現場作業員の外国人比率が高く、現場労務費を抑えている。

 

それぞれ少し解説を加えます。

 

1・家のパーツや材料を、自社あるいは関連企業の工場で生産し、生産化率を高める

製造の世界ではごく当たり前のことなのですが、ローコスト系ハウスメーカーも完全に実現しています。

大量生産が前提にあるので、その会社が生産している物や商品を原則使う事がローコスト系ハウスメーカーで家を建てる時の条件となります。

自社生産しているものは、もちろん各ハウスメーカーによって違いますが、構造から始まって、屋根や外壁材、断熱材、サッシ、システムキッチン等など、多岐にわたります。

2・家のパーツや材料の種類を限定する

大量生産のシステムは在庫リスクがついてまわります。

そこでなるべく在庫リスクを避ける為に、グレード等の種類や色などを限定することによって生産性と効率を両立させるような仕組みづくりがされています。

3・工場を海外(アジア圏)で稼働させ、製造原価を絞る

日本より人件費の安い海外で自社工場を稼働させて、自社オリジナル商品を生産するやり方は他の産業と全く同じです。

4・打ち合わせに設計士を同席させない

「ハウスメーカーには優秀な設計士がいる!、きっと素敵な家をデザインしてくれる!」

と思っている方が多いと思いますが、実は全く逆で、特にローコスト系ハウスメーカーには皆さんが思い描くような設計士はいないと言っても過言ではありません。

誤解がないように言っておきますが、ローコスト系ハウスメーカーにいる設計士のレベルが低いと言ってるわけではありません。

これには会社の方針によるところが大きいのですが、ローコスト系ハウスメーカーは徹底的に効率化を図る為に、なるぺく決まった形とシンプルな内容で家づくりを進める必要があります。

打合せが多岐にわたり、こだわりの間取りやデザインを煮詰めていく本来の注文住宅のスタイルは極力避ける方針なんです。

ならば、会社に優秀な設計士は必要ありません。

確認申請などの申請業務ができて、CADソフトが扱えれば十分です。

そこで、ローコスト系ハウスメーカーでは、文系学部出身で、建築に対しては全く素人の営業マンがパズルを組み合わせるようなノリで間取りを考え、お客様にご提案しているのが現状です。

営業マンが、営業と設計!?(プランづくり)を兼ねることで、人的生産性向上を図っています。

このことは、実際にローコスト系ハウスメーカーで提案を受けていただければすぐに分かると思います。

 

5・家の高さ(桁高)を固定し、物件ごとに高さが違わないようにする

数多くスムーズに家を建てていく上で、家の高さを一律固定(標準化)して計画することは、コストダウンには有効です。

家の高さが固定されれば、階段の収まりが共通化できることが大きいのですが、何より現場の作業効率が高まります。

 

6・打ち合わせに時間をかけない

原則、標準仕様内での選択としてそれ以外の選択肢は与えないやり方は、ローコスト系ハウスメーカーに限らず、ハウスメーカーのほとんどがこの傾向です。

自社工場の稼働率を上げる、または他の建材メーカーと年間棟数契約を結んで安い金額で仕入れを行なっているローコスト系ハウスメーカーにとっては、自社で決めている商品以外を選ばれたら色々と不都合です。

お客様が色々と目にしてしまう前にサクッと決めて、さっさと着工して引渡ししてしまいたい訳です。

7・現場作業員の外国人比率が高く、現場労務費を抑えている

ローコスト系ハウスメーカーは取引業者、協力業者にかなり厳しい単価条件を示しています。

どの業界もそうですが、数のボリュームがあることで、ハウスメーカー側の交渉が有利に働きます。

しかし建築費の材料費と施工労務費のバランスを見ると、施工労務費が全体の6割かそれ以上を占めます。

そこで目を向けるのは外国人労働者。

ローコスト系ハウスメーカーが選んでいるのではなく、ローコスト系ハウスメーカーの仕事を請け負っている協力業者が、厳しい単価条件の中で何とか利益を確保するために、外国人労働者の採用を加速させています。

 

ローコスト系ハウスメーカーは以上のような経営構造になっています。

上記を実現させることで、現場工期も短縮でき、建築資金の回収サイクルも短くなります。

価格が安くなるので売りやすく、ハウスメーカーというブランド力も相まって、今はローコスト系のハウスメーカーがよく売れています。

 

量産型の物づくりの世界では、ほぼこのような構図で成り立っていますよね。

 

そもそもどんな家を求めるのか!?

さて、ここでよく考えなければいけません。

自分たちは、こだわりの注文住宅を建てたいのか、それともなるべく安いローコスト系ハウスメーカーの建物が建てたいのかです。

こだわりの注文住宅をローコスト(相場よりも)で建てることを求めてもうまくいきません。

また、ローコスト系ハウスメーカーでこだわりの注文住宅を建てたくても、それはおそらく叶いません。

家づくりの進め方が全く違うことを理解して、選択していただければ良いと思います。

まとめ

「ローコスト」という言葉はとっても魅力的ですよね!

「ローコスト」で手に入れたら、「賢い選択をした!」と感じる方も多いことでしょう。

家を工業製品のような「商品」として考えるならば、ローコスト系ハウスメーカーの選択は「あり」だと思います。

自分たちがどのような家づくりをしたいのか!

それによって、ローコスト系ハウスメーカーの選択が吉と出るか凶と出るかが決まるのです。

 

それではまた。

2019.12.09

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