完成現場見学会で「聞くべき、見るべき、確認すべき」ポイントを解説|アーキ・モーダ

代表の鈴木です。

先週の12月21日、22日の2日間は、弊社施工の【朝霞市の注文住宅|SE構法:K邸シアターハウス】の完成現場見学会を実施させていただきました。

直前での告知、合わせて当日はとても寒く雨まで降ってきた状況でしたが、多くの方にご予約いただいてご見学いただきましたことをこの場を借りて

あらためて御礼申し上げます。

本当にありがとうございました。

本日は、まだその熱が冷めやらぬ中、完成現場見学会で「聞くべき、見るべき、確認すべき」ポイントをテーマにお話ししたいと思います。

完成現場見学会|SE構法の画像

 

注文住宅の場合、そのお施主様の趣向や家族構成、こだわり、そして建てる土地の条件に合わせて設計されているために、必ずしも見学する建物が見学者個々の家づくりの参考になるとは限りません。

どちらかといえば、自分たちの要望と合っていなくて当然です。

そこで、どのような視点で完成現場見学会に参加すべきかのポイントをいくつか解説していきたいと思います。

完成現場見学会で「聞くべき!」こと

完成現場見学会の会場では、必ず営業マンや担当した設計士が待機しています。

必ず見学者に付き添ってその建物の説明をしてくれると思いますが、ぜひその会社の人に聞いてみてほしいことがあります。

 

1・土地と建物の大きさ(面積)

2・お施主様のご家族構成

3・お施主様のこだわりポイントは何だったのか?

4・そのお施主様のこだわりのポイントをどのように実現させたのか?(設計のポイントは?)

5・設計上や施工上で苦労した点など

6・価格面で予算配分などどのように工夫したのか?

 

土地と建物の大きさ(面積)を聞いておくことで、自分たちが予定している土地と建物の大きさとを比較してイメージを重ね合わせやすいと思います。

また家族構成を聞いておくことで、部屋数や間取りもイメージしながら見学できます。

まあ、これは基本中の基本です。

完成現場見学会で最大の成果を得るために!

「この建物のお施主様のこだわりのポイントは何だったのか?」

ここからが「聞くべきこと!」の大事なところです。

そして「そのこだわりを設計としてどのように提案し具現化していったのか?」

そのストーリーを知ることで、その会社の設計力提案力をある程度察することができます。

「自分たちのこだわりもうまく叶えてくれそうか?」

「いい提案を出してくれそうか?」

ここを知ることが、現場見学会での最大の成果と言っても過言ではありません。

また「設計上や施工上で苦労した点」を聞くことで、その会社の対応力が垣間見えます。

「対応力」は、その会社の熱意や経験値に現れてきますので、担当者の「人となり」も知ることもできます。

最後に、見学者の方が一番気になることが価格についてです。

「この家はいくらですか?」

と単刀直入に聞きたくなるかもしれませんが、会社側はなかなかズバリの金額は言えないと思いますので、「価格面で予算配分など工夫した点」を聞いてみたら良いと思います。

その会社の提案の幅などを知ることができると思います。

完成現場見学会で「見るべき!」こと

完成現場見学会では、その会社の施工能力を確認する絶好の機会とも言えます。

施工能力が現れるポイントがありますのでここを見ればその会社の職人のレベルがわかります。

それは「部材と部材の接合部」です。

例えばの例を写真でご紹介します。

大工の腕!玄関框の画像

玄関框:部材同士を45度でカットして付き合わせる加工を「留め(とめ)加工」といいます。

 

大工の腕!笠木とカウンターの継ぎ目の画像

笠木とキッチンカウンターの取り合い:段差を全く感じない一体化しているかのような納まり

 

大工の腕!化粧柱と敷居の取り合いの画像

現しの化粧柱と敷居の取り合い:単純に敷居の上に柱が乗っているように見えますが、実は柱が先に建っていて、後から敷居を巻き込んでいます。しかも柱は連続で建っています!
どこで敷居を繋いでいるかわかりますか!?

 

大工の腕!階段の画像

稲妻型の階段手すりの施工:90度に向きを変えながら連続する階段手すりの加工も留め加工です。

 

 

 

大工の腕!現しの筋交いと笠木の取り合いの画像

現しの筋交いと笠木の取り合い:筋交いなので先に施工されており、後から笠木が施工されています。繋ぎ目が全く目立ちませんね!

 

 

写真はすべて弊社の施工例ですが、出来上がってしまえばみんなあまり見るところではありません。

多少荒く仕上げても、パテで埋めたり、補修屋に頼ったりすれば何とでもできますが、意識の高い職人は自分の腕でこのレベルまで仕上げてしまいます。

そして、意識の高い職人は意識の高い会社に集まるものです。

最近では新建材が増えてこのような納まり箇所はだんだん少なくなってきましたが、それでも数ヶ所は確認できると思いますので、ぜひ探してみてください。

 

完成現場見学会で「確認すべき!」こと

最後に見てわかる内容ではありませんが、必ずその建物の性能を確認しておきましょう!

担当者に、この建物の「耐震等級」と「Ua値」と「C値」を聞いてみてください。

もし答えられなければ、その会社やメーカーを候補に入れるのはやめておいた方がいいと思います。

「耐震等級」は、「耐震等級3」を推奨または全棟標準化している会社の方が望ましいです。

耐震等級については、基本的には「耐震等級3」がベストだとどの会社もわかっていますが、プランの自由度が落ちるとか建築費が高くなるとかを理由に、耐震等級にこだわらない、あるいは耐震等級の話すらしない会社も多く存在しています。

そういう会社は、他の性能面(断熱や気密など)も、ほどほどでいいと考えているもんです。

「Ua値」は、設計時に計算できる省エネ性能の指標になる数値です。

特に確認申請などでは要求されていない数値なので、Ua値を計算していない会社も多いです。

省エネ性能に対してしっかり取り組んでいる会社は必ず「Ua値」を計算してアピールするはずです。

「C値」は気密性能を図る数値ですが、これは計算ではなく実際の現場で測定(気密測定という)することで出る値です。

C値がなぜ大事かというと、建物で見えなくなる部分の施工精度や地道な気密化の仕事が如実に現れる数値だからです。

関東南部エリアだと国の指標は5.0以下ですが、全国的に「高気密・高断熱住宅」は1.0以下が一つの基準となっています。

そもそも、気密測定を実施しないとわからない数値なので、「C値」の質問をすることで、その会社の高気密・高断熱の取り組みの姿勢がわかります。

 

ちなみに、先日完成現場見学会を実施した物件の性能値は以下の通りです。

【朝霞市注文住宅|SE構法:K邸】

・ 耐震等級 = 耐震等級3(SE構法による許容応力度計算にて)

・ Ua値    = 0.41            (HEAT20  G2レベル)

・ C値   = 0.37             (気密測定にて)

まとめ

完成現場見学会での「聞くべき、見るべき、確認すべき」ポイントを解説してきました。

現地に行くとどうしてもデザインや仕様や間取り部分だけに目がいってしまい、好みかどうかの判断だけに評価が偏ってしまいがちですが、「聞くこと、見るとこ、確認すべきこと」を実践していただくだけで、その会社の多くのことが見えてきます。

ぜひそのような視点で完成現場見学会に参加されてみてはいかがでしょうか?

それではまた。

2019.12.24

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