注文住宅で採用すべき住宅設備とは!?(衛生設備機器 編)|アーキ・モーダ

代表の鈴木です。

注文住宅を検討するにあたり、「こんな設備を採用したい!」とワクワクしながらイメージすることも多いと思います。

また検討を初めて色々とショールームなどを見て廻ると、あれもこれも欲しくなる事もあります。

あれこれ迷う事も楽しいとは思いますが、長年色々見てきて、さらに話を聞いてきて本当に採用して良かったと思える設備機器はそれほど多くないと思っています。

せっかく注文住宅を建てるんだから後悔したくないという思いで、「思い切って採用!」なんて気が大きくなりがちなのも、注文住宅の検討においてあるあるです。

しかしながら、【設備=機械】は必ず将来メンテナンスや交換が必要になると考えると、採用コスト+メンテナンスコストは避けて通れません。

であれば、費用対効果が薄い設備品は極力避ける考え方も必要です。

ところで住宅設備と言っても、衛生設備と言われる水廻りの設備から、電気設備、換気設備、空調設備など多岐のジャンルがあります。

それぞれに分けて今までの経験から感じた事をお伝えしたいと思います。

今日はその中で住宅衛生設備機器についてお話しします。

多少、私自身の私見が入っていると思いますので、参考程度に聞いていただければ結構です。

本当におすすめしたい住宅衛生設備機器とは

おすすめしたい住宅衛生設備機器の画像

 

 

システムキッチンや、ユニットバス、洗面化粧台、トイレに代表される水回りと括(くく)られる設備品を住宅衛生設備といいます。

このジャンルで私の一押しをまとめてみます。

システムキッチンでおすすめの設備機器

住宅衛生設備機器で一番こだわるのはこのシステムキッチンだと思います。

各住設メーカーにおいても、各社一番力を入れている製品で、ショウルームにおいて展示の主役を飾っているのはシステムキッチンです。

オプション品を含めたバリエーションの多さも圧倒的で、それこそ何通りの組み合わせがあるのか想像すらできません。

その中で、これだけはこだわった方が良いと思う設備機器をご紹介します。

◯ 幅60センチの食洗機

以前のブログでもお話ししたように、私は基本的には、食洗機不要論者です!(笑

しかし昨今増えている「アイランド型」や「ペニンシュラ型」のシステムキッチンを計画すると、なかなか食洗機が不要とは言いづらくなります。

そこでどうせ食洗機を計画するならば、幅60センチの食洗機にしましょう!というのが私の考えです。

理由はこちらのブログで述べてますので参考までに読んでみてください。

【安易に食洗機は選ばない方がいい!?】

◯ 同時給排式のレンジフード

高気密・高断熱住宅には特に有効です。

レンジフードの排気量は大変大きく、高気密の住宅ではレンジフード稼働時においては室内が強い負圧の状態となります。

部屋の給気口からかなりの勢いで外部の空気が吸い込まれてきますし、玄関ドアや大きな掃き出しの窓が負圧で開けにくいという状況が起こり得ます。

そんな状態を「同時給排式のレンジフード」は解決してくれます。

ただし、価格が高く種類も少ないのが採用ネックとなっています。

そんな時はどうするのか・・・・

同時給排式のレンジフードが使えない場合は、それなりの対処法がありますが、その方法については、いつかまたこちらのブログで紹介したいと思います。

 

同時給排式レンジフードの概念の画像

LIXILのHPより引用

 

関連記事:【業界27年のプロがキッチン選びを解説】

ユニットバスでおすすめの設備機器

ユニットバス(お風呂)は、男性がこだわるケースが多いですね!

デザインやリラクゼーション機能に目とお金がいきがちですが、それは好みとご予算で選択されればいいかと思いますが、あまり皆さんが注目されていないオプション仕様について2つ紹介したいと思います。

◯ オプション設定されている壁や浴槽の断熱仕様

メーカーのグレードによっては標準設定されている場合もありますが、選んだユニットバスにオプション設置されていたら絶対に選ぶべきかと思います。

家の中で唯一裸で過ごす場所なので断熱仕様にはこだわってもいいのではないでしょうか?

たとえ家全体が高気密・高断熱だったとしてもです。

オプション価格もそれほど高くありませんので。

お風呂の断熱仕様の画像

LIXILのHPより引用

 

 ◯「浴槽パン」といわれる2重防水仕様

ユニットバスは滅多に漏水することはありませんが、2階以上に設置する場合は「安心」を買う意味でも検討されてもいいのではないでしょうか?

また浴槽の保温性向上にも寄与するようなので、その点も期待するならば1階設置の場合でも検討すべきです。

地味な仕様なので、多くの方はそんな選択があることを(たとえ実務者であっても)知りませんが、多くのユニットバスメーカーの商品で選択することは可能です。

浴槽パンの画像

パナソニックのHPより引用

 

関連記事:【在来風呂(造作風呂)とユニットバス、どちらを選ぶ!?】

 

洗面化粧台でおすすめの設備機器

洗面化粧台においては特におすすめという設備機器はありません。

好みでの選択でOKです。

ただし造作の洗面化粧台を検討する場合、皆さんホテルライクなイメージで計画したがるのですが、見た目やイメージ先行で計画された洗面化粧台を常に綺麗に保つことはかなり大変なことは覚悟しておいて下さい。

ホテルは清掃の方が毎日掃除してくれますが、同じようにできますか!?

ご自身で問いかけてみて下さい。

また水栓器具の選択において、輸入物は極力避けるべきです。

デザインは素晴らしいのですが、後にメンテナンスで絶対に苦労します!

ここではおすすめの設備というより、気をつけた方がいいという話しとなってしまいました!(笑

トイレ(便器)でおすすめの設備機器

◯ Panasonicのアラウーノ

昨今、タンクレストイレが主流になってきていますね。

代表的なものは、TOTOのネオレストシリーズと、LIXIL(INAX)のサティスシリーズがありますが、私はPanasonicのアラウーノシリーズが個人的にはおすすめです。

少し深掘りして解説していきます。

実は建築業界の人ほど、アラウーノを嫌う人が多いのも事実です。

理由は3つあると思います。

1. ブランド力

TOTOとLIXIL(INAX)の圧倒的なブランド力です。

Panasonicはトイレとしては後発なので、「安物」と感じている方が多いのだと思います。(実際に安いです!)

2. 陶器という素材

トイレは「衛生陶器」といわれるほど、便器は陶器が当たり前のイメージがあります。

なぜ陶器が主流なのかと言えば、耐久性と耐薬品性に優れているからです。

昔はサンポールを便器にまいて、ブラシでゴシゴシなんて洗い方が一般だったので、そのような使い方には陶器が最適だったのですが、今はそのような掃除のしかたはしないですよね!

便器そのものにPanasonicのアラウーノは陶器ではなく樹脂に有機ガラス系の表面処理がされています。

この陶器素材と樹脂素材を比べて、やっぱり便器は陶器じゃないとダメだと考える方が一定数いるのです。

3. デザイン

TOTOのネオレストやLIXILのサティスに比べ、Panasonicのアラウーノはデザイン的に少しボテッとした印象があります。

便器にデザイン性がどこまで必要かは別にして、設計事務所やデザイン事務所の方は嫌いみたいです!笑

 

以上が、TOTOとLIXILが多く選ばれている理由ですが、では私がなぜPanasonicのアラウーノがいいと思うのかという理由を述べたいと思います。

Panasonicのアラウーノをおすすめする理由

まず第一に、清掃が楽であると言うことです。

便器の中だけの話ではありません。

アラウーノは名前の由来にもあるように、洗剤が混ざった泡の水で洗い流すことはご承知かと思いますが、実はあの泡はおしっこの飛び散りの抑制に大きな効果を発揮してます。

便器周辺の床や壁の清掃が楽になるはずです。

これはTOTOやLIXILの便器でなせる技ではありません。

男の子が多い家族では非常に助かる機能かと思いますがいかがでしょうか!?

また今の便器は超節水タイプとなっているせいか、一度ではうまく汚物が流れずに便器に付着し、結局2度3度流してしまうケースが多々あるかと思います。

しかし、アラウーノは溜まっている水の表面が泡で覆われていて便器の底が見えませんので、たとえ汚物が付着していたとしても気にならずに一度の洗浄で満足できてしまうので、結果的に節水にもなりますし精神衛生上にもいい効果をもたらすと思います。

これらの話は、お店にアラウーノを設置している飲食店のオーナーさんからも聞いた話です。

次に、タンクレス形状の便器の中では圧倒的に価格が安いのも魅力です。

「TOTOやLIXILは陶器だから高いけど長持ちする!?」

と思うかもしれませんが、ウォシュレットに代表される洗浄機能やら脱臭機能やら今の便器はかなりマイコン制御されており、もはや家電のような製品で、たとえ陶器の便器だけが長持ちしても、便座や本体部はその耐久性に比例しません。

アラウーノ画像

PanasonicのHPより引用
泡のおかげで便器の底が見えない

 

実は最もお勧めしたいのはこれ!

住宅衛生設備のジャンルからは外れますが、洗面脱衣室に設置されるものとして特におすすめしたいのがガス衣類乾燥機の「乾太くん」です。

乾燥能力とそのスピードは、どのドラム式洗濯機をも大きく上回ります。

梅雨時期、花粉の時期、天気が不安定な時期、台風シーズンなど、洗濯物を外に干せないことは一年を通して結構あるはずです。

夜中でも乾かせる、寒い時期、暑い時期に洗濯物を干す辛さに解放させる、重い洗濯物を運ぶ手間から解放されるなど、メリットは計り知れません。

そして靴も乾かせるって知っていますか!?

外の競技の部活動をされているお子さんがいる家庭であれば、靴をすぐ乾かせることがどんなに助かることかよくわかると思います。

ガス衣類乾燥機があれば、浴室暖房換気乾燥機も不要かと思います。

ガス衣類乾燥機の画像

リンナイのHPより引用

 

関連記事:【プロが自分の家を建てるなら!?】

まとめ

以上、住宅衛生設備機器の中で特におすすめ設備をお伝えしてきました。

是非参考にしていただければ幸いです。

最後のもう一度まとめておきます。

 

厳選!おすすめの住宅設備

システムキッチン

・ 幅60センチの食洗機
・ 同時給排式のレンジフード

ユニットバス

・ 浴室全体の断熱仕様
・ 浴槽パン(2重防水パン)

トイレ(便器)

・ Panasonicのアラウーノシリーズ

番外編

・ ガス衣類乾燥機(乾太くん)

 

次回は、「電気設備」の話をしたいと思います。

それではまた。

2020.04.27

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